ヒップホップやダンスビュー

2000年代に韓国の歌い手が日本でソロとしてデビューして以来、韓国という隣の国が一気に身近に感じられた人も少なくないでしょう。
今や韓国政府は国あげての策略として、「K-pop」つまり「KorianPops」を売り出しています。

日本でも次々とアイドルグループがデビューし、また彼らは練習生と呼ばれる時代から日本語や英語の勉強もかされていますので、歌も日本語で歌っています。歌の意味がわかれば一気に親近感がわくのは当然のことで、アイドルグループやアーティストたちはどんどん受け入れられてきたのでした。

特に日本では若い世代に人気で、女子高生たちの中には韓国アイドルやアーティストに引かれ、ハングルを勉強してオルチャンと呼ばれる韓国風メイクを真似し、ダンスなどの振り付けを覚えて踊っています。

美しい姿形の男女が一糸乱れぬダンスをし、ノリの良い同じメロディーを繰り返す、それが世間一般的に認識されているK-popですが、では具体的なK-popの魅力とは、どういうものでしょうか。
まずは彼らが影響を受けている音楽は、アメリカのヒップホップやダンスビュー十句です。

対して日本のポップスでは洋楽のロックやフォークソングに影響を受けているといわれますので、そもそも日本のJ-popとは音楽性がスタートから違うということになります。

元々韓国のポップスを日本市場に広めたとされているリ・スマンさんという方はアメリカで本場のヒップホップを聞いて感銘を受け、帰国して自分達でもやってみようと思ったといわれています。

実際に英語をネイティブで話し、本場のリズムやフローを理解しているアメリカ系韓国人やカナダ系韓国人の学生などを練習生として迎え、韓国で修行をさせてデビューさせるというやり方が多くの芸能事務所で使われています。

K-popは同じメロディーと歌詞を繰り返すフックソングというやり方が特徴です。これは歌詞よりも耳に残るリズムを重視した結果なのですが、韓国語はその発音からラップと相性がよいといわれていて、そのためにヒップホップが使いやすかったのでしょう。

テクノやトランス系が主流

使われているのは、主にテクノやトランス系が主流となっており、繰り返される歌詞に耳に残って離れないリズム、よいタイミングでテクノ系の打ち込み音があり、そして「みせる音楽」というようにダンスなどのパフォーマンスを非常に高いレベルでまとめています。

多くのグループが第人数で圧倒されるようなダンスパフォーマンスをしますが、韓国では口パクは歌手の風上にもおけない、と忌み嫌われており、口パクをするというのは実力がない証拠とされていますので、どんな激しいダンスをしていても彼らは自分達で歌っています。

ダンスはサビ部分を覚えやすい、誰もが真似できるような振り付けにするなど工夫をし、見た目から人気が出ることも多いのです。

これら圧倒的なダンスパフォーマンスと曲自体のノリのよさが相乗効果を生み、中毒性があると評価されているのがK-popと言えるでしょう。

彼ら韓国のアイドルグループのパフォーマンスの高さには定評がありますが、戦略としては女性アーティストはあくまでセクシー路線、男性グループは徴兵制度もあるために期間限定でいかに早く売れるかを計算したグループ作りが行われています。

見せ方にこだわっているので「憧れの対象」として見られるグループ作りをしていますが、どうしても同じように見えてしまうというデメリットも出てきてしまいます。

その為に、韓国ではアイドルやアーティスト達はこぞってバラエティ番組に出演し、個性を発揮して名前や顔を覚えて貰おうと努力しているのですが、その一生懸命な姿にも惹かれる人は多くいるのでしょう。